イトーのブログ

ここはゲーム、まんが、映画の備忘録帳でござい 自分用なので文章が自由

東京から岐阜をめざして自転車で走ったお話

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 こんにちは、イトーです。


 私は子供の頃からひそかに抱いている信念がありまして、

  • 男子たるもの、いつかは旅に出ねばならない
  • 身一つで
  • 無頼に

 というわけで、夏季休暇を使って岐阜へ行きました。
 自転車で。

 いや、出発前にネットで「自転車旅行 準備」とかで検索したんですが「日本一周にはテントが役立つよ!」みたいな情報しかなくて困ったんですよね。なんで旅行=日本一周なんだよお前らは。(世の自転車乗りへの偏見)

「右も左も分からないニューピーが自転車旅行するにはどうすればいいの?」という情報が案外見つからなかったので、本稿ではそういった情報を自分向けの備忘録も兼ねて、書き残します。

 みんな俺に続け!! 

私について

 私の経験についてなんですが、当然ながら自転車旅行は初めて。

 自転車自体はロードバイクを4ヶ月。一度だけ往復90kmくらいのロングライドをして、ちょっと自信を付けたくらいの人間です。

 あと旅行の手配をしたことはほぼないです。一度だけしましたけど、部屋が足りなくて床で寝るはめになりました。

 
まあ、このくらい旅行に慣れてない人間が自転車旅行したサンプルケースだと思ってください。

こんな装備で行った

 

 だいたい準備したものはこんな感じ。以下オススメ順。

 あとは代えのチューブ(あと携帯空気入れ)、アーレンキー(六角レンチ)、十徳ナイフとか。十徳ナイフは完全に冒険野郎ロールプレイのために持っていきました。

 

▼予備バッテリー
 スマホの地図アプリを見ながら走ったので必須

▼フロントバッグ

Amazon CAPTCHA


 意外と便利だったその1。
 ハンドル付近に付けるものなんですが、スマホを中に収納できて、画面を常に見られるようにしたものが便利でした。本来のバッグとしての用途はあんまり使わなかった。

▼サドルバッグ

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 自転車の後ろの方に取り付ける大容量バッグ。
 私のはGIANTの6000円のくらいのやつでしたが、Amazonで見つからず。

 便利だったんですが、中にモノを詰めすぎて走行中 後輪に触れ続けるという悲劇。あと中に入れたタブレットは割れた。重量超過のためサドルバッグも裂けた。

 重量が増えると単純にスピードも落ちるので、入るからと調子に乗って入れまくるんではなく、なるべく荷物は減らした方がいいです。マジで。
 足りないものは道中で買えばいいし。

▼サイクルジャージ
 意外と便利だったその2。
 速乾性とかそういうコトよりも、背中にポケットがあるのが便利でした。財布とかカロリーメイトとか入れてた。

 ズボンのポケットに入れると、漕ぐたびに財布がスポーンと飛び出ていかないか心配になるし、単純にうっとうしい。
 一方で背中ポケットは動きの邪魔にならないし、なぜか一度ポケット奥まで押し込んでしまうと、ほとんど入ってることが分からないくらい自然になります。科学の力!

▼十徳ナイフ
 途中、ライトが壊れて新しいものを買ったとき、パッケージが硬すぎて全然開かなかったので使いました。持っててよかった! ハサミでいいという意見は知らない。

旅行ルート

 

 計314km。走行時間 24時間。

 東京から岐阜まで…………

 岐阜まで行ってないぞコイツ!

 まあタイトルは「岐阜をめざして」としか書いてないし。岐阜に着いたとは言ってない。

 白状すると、愛知県に入って少ししたあたりで膝を痛めてリタイアしました。
 自転車を分解して袋に詰めて、列車で岐阜に行きました。ゆるして。

道中の苦労話

 トンネルがこわい

 どこを走れと。

 強引に左寄りで走ってみたりしたんですが、後ろから車はビュンビュン来るし。トンネル内で滑って転んだあたりで死の危険を感じたので、素直に歩いて踏破しました。

 暗いトンネルの中、行灯のようなガス灯に照らされながら、高速で通り過ぎる大型トラックを横目にもくもくと歩きながら思ったことは「なんか地獄巡りっぽいな」。

 横を通り過ぎるトラックは牛鬼。

 

旅はドラクエ

 唐突にドラクエですが。

 今回は主に国道一号線を走りました。
 国道線、クルマ乗りの方はご存じだと思うんですが、大体が高速道路のように「走るため」に設置された道路なので、コンビニも自動販売機もほとんどありません。

 そこを自転車で走るとどうなるか?

 ロングライド中は水や食べ物の補給が必須です。(当たり前だけど)
 水分不足は熱中症につながるし、カロリーが尽きると身体自体が動かなくなる(本当に一歩も動けなくなるらしい)。なので適度な補給を心がけるわけなんですが、たまに国道線のど真ん中でどちらも尽きたりする。

 
 そこで私は思う。カラカラの喉と、猛烈な飢餓感に耐えながら。

「俺は、街に着くまで生き延びられるのか……?」

 旅。圧倒的旅感。
 はたして薬草とMPが尽きるまでにイシスの街に辿り着けるのか?

 脳内BGMは「冒険の旅」。

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夜がこわい

 そうやって走りながら、気づくととっぷりと日が暮れていることがありまして。

 街灯も何もなく、人気も車さえもこない山の中に取り残され、ビジネスホテルの予約も取れていない状況に陥りますと、

「野宿」

 という言葉が脳裏をよぎります。
 実際は外で夜を明かすような事態には陥りませんでしたけど(必死こいて街明かりのある方向に走った)、日が落ちるころには国道はやめて、走行効率は悪くなりますけど街中にルートを移した方がいいです。

 夏なら 18:00過ぎあたり。

 

その他いろいろ

  • 細かいストレスの積み重ねがひどかった
    • サドルバッグが重すぎて後輪にすれたり、そのたび直したり
    • 転んだらハンドルが歪んでその場で修理したり
  • 坂道を登るときの絶望
    • 箱根ルート、登り標高450mをギッコギッコ
    • 悠々と私を追い越すベテラン自転車乗り「こんにちはー!」
      私「ウッス」(息も絶え絶え)
    • 下り坂はスピードが出すぎて怖い(50km/h 超)
  • けっこう自分以外もロードバイク乗りを見る
  • 「兄ちゃんどこから来たんや!」「東京から……」「そんな離れてないなあ!」「はい……」
  • ビジネスホテルは案外直前でも予約取れる
    • じゃらんは偉台
    • 服と下着はホテルで適当に洗う。翌朝まだ湿ってても気にしない。(どうせ汗出る)
    • ホテルに入るときは自転車を分解 & 収納
      • 分解は練習しといた方がいいよ(1時間くらいかかった。慣れれば15分)
  • Google Mapは平気で軽車両禁止のルートを勧めてくる(自転車は軽車両扱い)
    • そのたびルート変更
    • 国道走行中につきまとう「本当にこれ自転車走っていい道?」という不安
    • 面倒になったので、後半は下道メインにした

でも色んな風景が見られて、たのしかったよ

 多摩川

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静岡のどこか

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 ずっと雨だったとはいえ、よくこんなに物悲しげな写真が撮れるな。「自転車旅行」というワードが持つ圧倒的陽気さを完全に打ち消している。

 テーマは「世界崩壊後」。

 ガソリンが貴重な世界だから自転車移動が基本。

 

最終リザルト

  • 合計走行距離 314km
  • 1日目:150km
  • 2日目:110km
  • 3日目:85km(二川駅でリタイア)
  • 消費資金:だいたい30,000円(ホテル代7000円x3、あと食料など)
  • 体重:出発前 67kg / 出発後 67kg(変わらなかった)