イトーのブログ

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2018年ゲームオブザイトー

 こんにちは、イトーです。

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 2018年が終わったので、この1年で遊んだゲームで面白かったものをセレクトするという話です。

 God of War 4 とかRed Dead Redemption 2とかスパイダーマンとかDETROITとか、メジャーどころが大体上がってない気がしますが、いいんですかね。いいか。

Rance 10 (PC)

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 私は家庭用ゲームメーカーでアクションゲームを作ってるゲームデザイナーのはずなんですけど、真っ先に上げるゲームはこれです。すみません。

 以前に記事も書いた通り、20年以上続いたRPGの最終作です。付け加えることがあるとしたら信長の野望みたいな戦記系のシミュレーション要素もあって、なおかつ成人向け

 キャラクターは敵味方含め、今までのシリーズに出てきたやつも設定だけのやつも総勢出演。
今回は戦記ものなので、 放っておくと人類軍と魔軍の戦争は同じ流れをたどります。

 魔軍の戦力は圧倒的で、そのままだと人類軍はまず滅亡するので、プレイヤーは独立愚連隊として各地を飛び回るわけなのですが、しょせん一部隊なので基本的にすべてを救うことはできません。

 敗北の運命を塗り替えるために、何を捨て、何を救うかの判断に迫られつつ、あっちの敵を倒したり、こっちのヒロインを助けたり、毎ターン頭をひねる。この忙しさがたまらんのです。

 

 なおかつランス10はプレイヤーが下手を打てば、しっかりしっぺ返しがあります。シリーズが今まで積み上げてきた舞台のスケール感と、アダルトゲームの容赦なさでペナルティが返ってくる(要するに凌辱だ!!)
 そのゲーム側の誠実さがあるからこそ、障害を乗り越えて、魔軍を倒したときの達成感がより尊く感じられるのです。

 というか人間が楽しさを感じる原理は本能にあるのだから、セックスとバイオレンスを余すことなくテーマにできる成人向けゲームは楽しいに決まってるんですよ! 予算と技術が追い付かないことは多いが。

 

スーパーマリオオデッセイ (Switch)

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 言わずと知れた3Dマリオ最新作。

 実は3Dマリオを遊ぶのはスーパーマリオ64以来なんですが、あれ、こんなに3Dマリオって面白かったっけ? と驚き。手触りが非常によくて、ただ走って跳んでるだけで妙な気持ちよさがあります。

 走り始めるときにちょっとその場で足踏みするから足を踏み外しにくいとか、曲がると身体がググーッとバンクするとか、ジャンプを連打してるだけで3段跳びになるとか、気づきにくいところで色んな工夫がなされてて、それらが生理的な快感を損なわず、与えるように働いているんじゃないでしょうか。カメラがいい感じに動いてくれるから移動操作に集中できるのも大きかった。

 ただ走り回って、飛び石をジャンプすることがこんなにも面白い。そう思わせてくれるくらい、上質なアクションをきっちり仕立て上げてきたことに、我らが任天堂の底力を感じさせる一作でした。ありがとう任天堂

 

 ちなみに今作の特徴として「帽子を投げて敵をのっとる」という遊びがあるんですが、これは、まあ、ふつうでした……。ふつうな面白さ。

大乱闘スマッシュブラザーズSP (Swtich)

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 言わずと知れた(ry

 どちらかというと前作のWiiUマルチプレイが安定して遊べるようになったので、そちらを遊び倒してました。持ちキャラはルキナ。リーチが長くて速いやつが好きなのです。

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  この子ね。かわいい。

 今作の評価点は70超のキャラが登場という、2年で完成するはずのない規模の製品をきっちり(しかも新要素ありで)仕上げてきた、というどう考えても物理的におかしいところでしょう。そのあたりはもう、そつなく仕上げられすぎてて特に言うことがないです。

 不満点をあげるとしたら、とにかくキャラを見失いやすいこと。
 背景のディティールが上がったからかキャラとなじみやすく、なおかつ吹っ飛んだときの初速が高いので、頻繁に「俺のキャラどこ行った?」という状態になります。

 ふっとび速度は、ディレクターの桜井氏が前作で調整したかった心残りの一つだったそうですが、これに関しては私は前作のほうがよかったと思います。

 ゲームスピードが上がったのは対戦ゲーマーとしては好きなんですが、ターゲットであろうお子様とかにとってはどうなんでしょう? まあガチャガチャとプレイしてるだけでも楽しいって意味では、このスピードの方が生理的な気持ちよさはあるかもですね。

 

斑鳩 (Steam)

 

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 かっけえなあ斑鳩。どの画像にするか悩んじゃったよ。

 2018年に斑鳩? と思うでしょうが、Switch版が2018年に出たからいいのです。買ったのはSteamだけど。

 言わずと知れた(?)名作シューティングですが、実はプレイしたことなかったので買いました。

 自機を「白」と「黒」の2つのモードに切り替えらることで、自分と同じ色の敵弾を吸収・無効化できるという一風変わったシステムです。

 

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 私はいわゆるシューターというほどでもなく、好きなものはグラディウスパロディウスというクラシックなのかどうかよく分からない趣味ですが、そのくらいのスキルの男が遊ぶにはあまりにも難しいゲーム。

 パズル的とよく言われるらしい通り、記憶と反射に司られるシューティングの遊びに、いつもと違う遊びが一つ混入しただけで、一気にわけがわからなくなります。俺いま白だっけ? 黒だっけ? どっち避ければ(ドーン)

 ただそれが新鮮さにつながっているのも確かなことで、単なるシューティングを遊ぶつもりで起動したら、全く違う何かをさせられつつも、白と黒を切り替えながら忙しく動き回る自分がいました。

 あと章題のモノローグの圧倒的な格好よさよ。

我、生きずして死すこと無し。理想の器、満つらざるとも屈せず。これ、後悔とともに死すこと無し……

星と翼のパラドクス (AC)

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 アーケードの新作。

 私はこれを紹介するとき、アフターバーナーアーマードコア4を足して、MOBAっぽい戦略性を加えたゲーム」と言います。

 ロボに搭乗してビュンビュン飛び回るゲームなんですが、ブーストを右に吹かすと、ガクンッて身体が左にすっ飛ぶんだぜ!

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 筐体はこんな感じで、グリップとペダルで戦場をハイスピードで飛び回るたびに上下左右にガンガン身体が振られます。

 ゲーム的にもステージの端から端までかっ飛ばなきゃいけないので、とにかく筐体が超動く。「物理的なGをいかに抑えつけるか」ってところが操作の難しさに直結しているからリアル筋力が多少要るところは賛否両論かも。

 でも、それを遥かに凌ぐ「うおお! 俺がこのロボを一番うまく操れるんだ!」的な臨場感があります。これは他のゲームじゃまず味わえない楽しさです。良作。

BORDER BRAKE (PS4)

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 こっちも元はアーケード。10年近く続いてるロボシューターがPS4に移植されました。
 私は学生時代からこのゲームの大ファンなので、専用コントローラーも買いました。

 

 10 vs 10のチーム戦で、互いに進軍しあってぶつかって、敵陣奥のコアをぶっ壊すというルールです。プレイヤーたちは銭で動く傭兵という設定なので、マッチングごとにさっきの味方が今度は敵だったりもする。こういう地味なフレーバー、好きよ。

 パラドクスが高速空中戦なら、ボーダブレイクは高速地上戦をガシガシ楽しむゲーム。弾幕ふりそそぐ戦場をブースターで突っ切るのも楽しいし、ステルス機能を使ってこっそり敵陣奥へ侵入するのも楽しい。

 撃たれたら死ぬ人間系のシューターと違って、耐久も機動力もお互い高いので、相手のエイムを振り切りながら自分は当て続けるという一風変わったスキルが要求されます。
 うまい人だと敵の攻撃を超機動で避けながら、対面で一機二機と喰っていきます。もちろん遠くから狙撃や爆撃をしてもいい。

 

 これは悪い例。

  敵のエイムを振り切ろうとするあまり、どっかへ飛んでいく。

 そしてわざわざ戻ってやられる。

メギド72 (スマートフォン)

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 なぜか泣いてるタイトルで話題のソーシャルゲーム。最近CM始まりましたね。
 変則的なコマンド式RPGみたいなゲームで、フレンドという概念も特にない一人用ゲームです。

 コマンドの選び方がドラフト式で、つまりランダムで場に出る「攻撃」「スキル」「奥義ゲージチャージ」 を敵と味方で交互に取り合う形式。お互いに取り終えると、各キャラの素早さ順に、そのターンの行動が実行されるシステム。

 ゲージがたまることで性能が変わったり、敵のスキルを封じる技があったりするので、各自の素早さとか相手が取りそうなものを考えてコマンドを選んでいくのがけっこう楽しい。チャージを終えたから次のターンで奥義攻撃しようと思ったら、そもそも次のターンに攻撃が配布されなかったり。
 対人戦を想定してるシステムっぽいですが、CPU相手でもなかなか面白い。

 

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 3Dモデルのクオリティが高くて、成長させると見た目も変わるので、せこせことキャラを育ててます。ウェパル好きよ。

 ただ、昨今のソーシャルゲームと比べるとキャラ育成のハードルがえらい高い。必要なアイテムが、難易度ノーマルだと100回くらい周回しても全く出ないということがざらにあります。つらい。

 高い難易度をクリアするともうちょっと出やすくなるので、しばらくは整わない戦力で「ハード」とか「ベリーハード」の完全クリアを目指すことになります。一度クリアさえしてしまえば、「攻略チケット」を使って道中スキップして報酬だけ貰えるので。

 

 一般にどうかは知りませんが、私にとってメギドは高難易度の完全クリアを目指して、手持ちのキャラをあれこれ組み替えて、クリアできそうなチームと立ち回りを試すトライ&エラーを試すのが楽しいゲームです。
 かわいいキャラを使ってファンタジー詰将棋ができるツールともいう。

 

おしまい

 他にもASTRO BOTとか書こうと思ったんですが、力尽きたのでここまでにしておきます。
 今年もよろしくお願いします。

 

 では。