電子書籍を3年間で3300冊買った話 (その1:放課後ていぼう日誌, ダンピアのおいしい冒険, BLEACH, 月光条例)
こんにちは、イトーです。
とあるTVゲームの開発ディレクションに携わってプライベートが大わらわになっていたので、2~3年ほど更新してませんでした。
そしてその間に電子書籍でマンガを3300冊買いました。このときはマンガを読むことが主なストレス解消手段だったので。悲惨。
一冊が500円だとして、x 3300するとこの話はやめやめ!!!! やめました。
やめましたがせめて失うだけでなく、後に何かを残したいという気持ちでもって、開発中に買った3300冊から、心に残る個人的傑作を共有しようと思います。
なおネタバレには配慮しますし、引用する画像も今見ても意味が分からないようなものになるよう気を付けてますが、気になる方はご注意を。
続きを読む2018年ゲームオブザイトー
こんにちは、イトーです。
2018年が終わったので、この1年で遊んだゲームで面白かったものをセレクトするという話です。
God of War 4 とかRed Dead Redemption 2とかスパイダーマンとかDETROITとか、メジャーどころが大体上がってない気がしますが、いいんですかね。いいか。
Rance 10 (PC)
私は家庭用ゲームメーカーでアクションゲームを作ってるゲームデザイナーのはずなんですけど、真っ先に上げるゲームはこれです。すみません。
以前に記事も書いた通り、20年以上続いたRPGの最終作です。付け加えることがあるとしたら信長の野望みたいな戦記系のシミュレーション要素もあって、なおかつ成人向け。
キャラクターは敵味方含め、今までのシリーズに出てきたやつも設定だけのやつも総勢出演。
今回は戦記ものなので、 放っておくと人類軍と魔軍の戦争は同じ流れをたどります。
魔軍の戦力は圧倒的で、そのままだと人類軍はまず滅亡するので、プレイヤーは独立愚連隊として各地を飛び回るわけなのですが、しょせん一部隊なので基本的にすべてを救うことはできません。
敗北の運命を塗り替えるために、何を捨て、何を救うかの判断に迫られつつ、あっちの敵を倒したり、こっちのヒロインを助けたり、毎ターン頭をひねる。この忙しさがたまらんのです。
なおかつランス10はプレイヤーが下手を打てば、しっかりしっぺ返しがあります。シリーズが今まで積み上げてきた舞台のスケール感と、アダルトゲームの容赦なさでペナルティが返ってくる(要するに凌辱だ!!)
そのゲーム側の誠実さがあるからこそ、障害を乗り越えて、魔軍を倒したときの達成感がより尊く感じられるのです。
というか人間が楽しさを感じる原理は本能にあるのだから、セックスとバイオレンスを余すことなくテーマにできる成人向けゲームは楽しいに決まってるんですよ! 予算と技術が追い付かないことは多いが。
スーパーマリオオデッセイ (Switch)
言わずと知れた3Dマリオ最新作。
実は3Dマリオを遊ぶのはスーパーマリオ64以来なんですが、あれ、こんなに3Dマリオって面白かったっけ? と驚き。手触りが非常によくて、ただ走って跳んでるだけで妙な気持ちよさがあります。
走り始めるときにちょっとその場で足踏みするから足を踏み外しにくいとか、曲がると身体がググーッとバンクするとか、ジャンプを連打してるだけで3段跳びになるとか、気づきにくいところで色んな工夫がなされてて、それらが生理的な快感を損なわず、与えるように働いているんじゃないでしょうか。カメラがいい感じに動いてくれるから移動操作に集中できるのも大きかった。
ただ走り回って、飛び石をジャンプすることがこんなにも面白い。そう思わせてくれるくらい、上質なアクションをきっちり仕立て上げてきたことに、我らが任天堂の底力を感じさせる一作でした。ありがとう任天堂。
ちなみに今作の特徴として「帽子を投げて敵をのっとる」という遊びがあるんですが、これは、まあ、ふつうでした……。ふつうな面白さ。
大乱闘スマッシュブラザーズSP (Swtich)
言わずと知れた(ry
どちらかというと前作のWiiUでマルチプレイが安定して遊べるようになったので、そちらを遊び倒してました。持ちキャラはルキナ。リーチが長くて速いやつが好きなのです。
この子ね。かわいい。
今作の評価点は70超のキャラが登場という、2年で完成するはずのない規模の製品をきっちり(しかも新要素ありで)仕上げてきた、というどう考えても物理的におかしいところでしょう。そのあたりはもう、そつなく仕上げられすぎてて特に言うことがないです。
不満点をあげるとしたら、とにかくキャラを見失いやすいこと。
背景のディティールが上がったからかキャラとなじみやすく、なおかつ吹っ飛んだときの初速が高いので、頻繁に「俺のキャラどこ行った?」という状態になります。
ふっとび速度は、ディレクターの桜井氏が前作で調整したかった心残りの一つだったそうですが、これに関しては私は前作のほうがよかったと思います。
ゲームスピードが上がったのは対戦ゲーマーとしては好きなんですが、ターゲットであろうお子様とかにとってはどうなんでしょう? まあガチャガチャとプレイしてるだけでも楽しいって意味では、このスピードの方が生理的な気持ちよさはあるかもですね。
斑鳩 (Steam)
かっけえなあ斑鳩。どの画像にするか悩んじゃったよ。
2018年に斑鳩? と思うでしょうが、Switch版が2018年に出たからいいのです。買ったのはSteamだけど。
言わずと知れた(?)名作シューティングですが、実はプレイしたことなかったので買いました。
自機を「白」と「黒」の2つのモードに切り替えらることで、自分と同じ色の敵弾を吸収・無効化できるという一風変わったシステムです。
私はいわゆるシューターというほどでもなく、好きなものはグラディウスとパロディウスというクラシックなのかどうかよく分からない趣味ですが、そのくらいのスキルの男が遊ぶにはあまりにも難しいゲーム。
パズル的とよく言われるらしい通り、記憶と反射に司られるシューティングの遊びに、いつもと違う遊びが一つ混入しただけで、一気にわけがわからなくなります。俺いま白だっけ? 黒だっけ? どっち避ければ(ドーン)
ただそれが新鮮さにつながっているのも確かなことで、単なるシューティングを遊ぶつもりで起動したら、全く違う何かをさせられつつも、白と黒を切り替えながら忙しく動き回る自分がいました。
あと章題のモノローグの圧倒的な格好よさよ。
我、生きずして死すこと無し。理想の器、満つらざるとも屈せず。これ、後悔とともに死すこと無し……
星と翼のパラドクス (AC)
アーケードの新作。
私はこれを紹介するとき、「アフターバーナーにアーマードコア4を足して、MOBAっぽい戦略性を加えたゲーム」と言います。
ロボに搭乗してビュンビュン飛び回るゲームなんですが、ブーストを右に吹かすと、ガクンッて身体が左にすっ飛ぶんだぜ!
筐体はこんな感じで、グリップとペダルで戦場をハイスピードで飛び回るたびに上下左右にガンガン身体が振られます。
ゲーム的にもステージの端から端までかっ飛ばなきゃいけないので、とにかく筐体が超動く。「物理的なGをいかに抑えつけるか」ってところが操作の難しさに直結しているからリアル筋力が多少要るところは賛否両論かも。
でも、それを遥かに凌ぐ「うおお! 俺がこのロボを一番うまく操れるんだ!」的な臨場感があります。これは他のゲームじゃまず味わえない楽しさです。良作。
BORDER BRAKE (PS4)
こっちも元はアーケード。10年近く続いてるロボシューターがPS4に移植されました。
私は学生時代からこのゲームの大ファンなので、専用コントローラーも買いました。
10 vs 10のチーム戦で、互いに進軍しあってぶつかって、敵陣奥のコアをぶっ壊すというルールです。プレイヤーたちは銭で動く傭兵という設定なので、マッチングごとにさっきの味方が今度は敵だったりもする。こういう地味なフレーバー、好きよ。
パラドクスが高速空中戦なら、ボーダブレイクは高速地上戦をガシガシ楽しむゲーム。弾幕ふりそそぐ戦場をブースターで突っ切るのも楽しいし、ステルス機能を使ってこっそり敵陣奥へ侵入するのも楽しい。
撃たれたら死ぬ人間系のシューターと違って、耐久も機動力もお互い高いので、相手のエイムを振り切りながら自分は当て続けるという一風変わったスキルが要求されます。
うまい人だと敵の攻撃を超機動で避けながら、対面で一機二機と喰っていきます。もちろん遠くから狙撃や爆撃をしてもいい。
これは悪い例。
ドンくさい戦闘とベース攻撃の例 #PS4sharehttps://t.co/wH9UsLIlxH pic.twitter.com/gzsmGCm2FP
— イトー (@kosyotenin) November 12, 2018
敵のエイムを振り切ろうとするあまり、どっかへ飛んでいく。
そしてわざわざ戻ってやられる。
メギド72 (スマートフォン)
なぜか泣いてるタイトルで話題のソーシャルゲーム。最近CM始まりましたね。
変則的なコマンド式RPGみたいなゲームで、フレンドという概念も特にない一人用ゲームです。
コマンドの選び方がドラフト式で、つまりランダムで場に出る「攻撃」「スキル」「奥義ゲージチャージ」 を敵と味方で交互に取り合う形式。お互いに取り終えると、各キャラの素早さ順に、そのターンの行動が実行されるシステム。
ゲージがたまることで性能が変わったり、敵のスキルを封じる技があったりするので、各自の素早さとか相手が取りそうなものを考えてコマンドを選んでいくのがけっこう楽しい。チャージを終えたから次のターンで奥義攻撃しようと思ったら、そもそも次のターンに攻撃が配布されなかったり。
対人戦を想定してるシステムっぽいですが、CPU相手でもなかなか面白い。
3Dモデルのクオリティが高くて、成長させると見た目も変わるので、せこせことキャラを育ててます。ウェパル好きよ。
ただ、昨今のソーシャルゲームと比べるとキャラ育成のハードルがえらい高い。必要なアイテムが、難易度ノーマルだと100回くらい周回しても全く出ないということがざらにあります。つらい。
高い難易度をクリアするともうちょっと出やすくなるので、しばらくは整わない戦力で「ハード」とか「ベリーハード」の完全クリアを目指すことになります。一度クリアさえしてしまえば、「攻略チケット」を使って道中スキップして報酬だけ貰えるので。
一般にどうかは知りませんが、私にとってメギドは高難易度の完全クリアを目指して、手持ちのキャラをあれこれ組み替えて、クリアできそうなチームと立ち回りを試すトライ&エラーを試すのが楽しいゲームです。
かわいいキャラを使ってファンタジー詰将棋ができるツールともいう。
おしまい
他にもASTRO BOTとか書こうと思ったんですが、力尽きたのでここまでにしておきます。
今年もよろしくお願いします。
では。
俺はキングスマンだったというお話(スーツ仕立ててみた話)
こんにちは、イトーです。
意図せず私がパーシヴァルであるかのような紹介になりましたが、画像はただの賑やかしで意味はありません。マナーが人を作るんだ!
この記事の要点です。
結論から言うと、スーツを仕立てるのは超楽しかったです。
私はスーツを着る職業をしてないので、テーラーに行く前には正直かなり緊張していたのですが、結果として店員が手取り足取り導いてくれたおかげで、ステキな時間を過ごせました。
私のようにスーツに対して悲しいコンプレックスがあったり、オシャレに何となく気恥ずかしさがある人ってけっこういると思うんですよ。でもまあ、こんな意見もあるよ、という紹介になればと思ってこの記事を書きます。
続きを読むランス10おもしろかったって話
こんにちは、イトーです。
2018年の7月~9月は、ゲームの名作ラッシュでえらいことでしたね。DETROIT、オクトパストラベラー、スパイダーマンのやつ。
その間、私は『ランス10』を遊び続けてました。プレイ時間はたぶん40時間ほどで、ようやくグランドエンディングを見終わったところです。このゲームすげえ面白かったので、感想を書きます。ネタバレは、核心的な部分は一応伏せてます。
その前にこのゲームについての概要なんですが、
- 20年以上続いた歴史的RPGの最終作
- 主人公・世界観はずっと同じ
- 18禁
- シリーズに出た人物全員で、(一応)世界を救う話
1いわゆるエッチなゲームなのでものすごい人を選ぶゲームではあるんですが、本稿ではそのあたりあんまり触れません。多分。
シリーズ総決算であり「全面戦争」
本作ですがシリーズ最終作ということもあって、総決算的内容になっています。
具体的に言うと、今まで登場した主要キャラクターが全部出る。(※1)
丼勘定ですが、たぶん戦闘で使えるユニットだけでも100種類以上いるんじゃないかな。
主人公はもちろん、それまでのナンバリングで出てきたヒロイン(毎作違う)は全員再登場するし、敵陣営で設定だけ存在してて「魔軍のケイブリスという奴は最強らしい」とか囁かれてただけの奴もようやく出てくる。
何でこんなことになってるかというと、今作のテーマが「人類と魔軍の全面戦争」だから。
今までのシリーズでは魔軍は内部分裂していてほとんど人類圏には出てこず(だから設定だけで未登場の敵も多かった)、たまにどこかの国に魔人という、ムドーとかバラモスくらいの敵が攻めてくるというスケール感だったのが、今作になって急に世界戦争に。
理由としては魔軍の2派閥のうち片方が勝っちゃって「人類滅ぼす」という意志統一がなされたからだと物語られてますが、そんな細けえことはいいんだよ。最後に戦争しようぜ、テメェらと俺らでよ!! という開発者のテンションを感じます。男の子だからね。
お話としては上の画像でいう「ヘルマン」「リーザス」という国を、今までのシリーズでそれらの国を(結果的に)救ってきた主人公・ランスが「人類軍」としてまとめ上げ、各国に攻め入ってくる超強い「魔軍」に対抗しよう、というもの。プレイヤーはターンごとに4国のどれかへと主人公率いる精鋭隊を派遣して、何とか盛り返そうと試みることになります。
たのしい絶望周回
とまあそんなセットアップなんですが、人類と魔軍を比べると明らかに魔軍の方が数も質も高いので、基本的に人類は勝てません。具体的にゲーム中に登場する個々人の「レベル」で言うと、人類側はトップクラスでLv70くらいなんですけど、敵幹部たる魔人はLv200くらい。あと全ての攻撃が効かない小学生みたいなバリア「無敵結界」付き。
実際ターンが進むごとに人類4国はどんどん兵力を減らしていって、プレイヤーの救済が間に合わないと滅亡します。というか、まず全部は助けられません。で、滅亡させられた国にはだいたいシリーズヒロインの誰かがいるんですが、このゲームは18禁なので、そういうことになります。歴代のシリーズヒロインが不具にされるレベルのマジメに後悔しかない描写がされる。
何とか派遣を繰り返せば粘れるし、主人公のランスは無敵結界を破れる世界に二振りしかない武器「魔剣カオス」持ち(※2)なのでうまくいけば8人にいる敵の幹部「魔人」を倒すこともできるんですが、焼け石に水。状況はどんどん悪くなります。具体的には、
- 一定ターン過ぎると主人公の陣地が敵に見つかって大軍が攻めてくる
- 敵のボス「ケイブリス」が魔人から魔王に覚醒してほぼ絶対勝てなくなる(ゲームは続くが詰み)
- 人類死亡率が一定割合を超えると「勇者」が出てきてケイブリスを殺してくれるが、いろいろあって主人公側も殺される(実質のタイムオーバー)
唐突に挟みますが、ケイブリスは鬼畜王のデザインの方が好きだったな。愛嬌があって。いちおうリスがモチーフだと思われる。
一週目はホントにしんどくて、ある国を助けてたら、その隙に別の国が滅亡してその国所属のユニットが使えなくなるし、攻め込むにも戦力がないから引きこもってたらケイブリスが魔王になって人類全滅しました。
人類が負けると、国が滅亡した時以上にメインヒロインたちがひどいことになるのでどうにか避けようと頑張るんですが、二週目も全然勝てなくて、三週目でようやくコツを掴み始めるという絶望周回。
でも実際、人類はそのくらいの苦境に置かれてるってことなんでしょう。絶望シミュレーション。しかも負け方によって様々なバッドエンドに行き着く凝りようです。人のココロがない。
とはいえ救済措置がないこともなく、周回するごとに貯まるボーナスと知見を活かせば、明らかに絶望的だったゲームバランスを捻じ曲げて、ハッピーエンドをたぐりよせることも可能。というか、実際のところ周回しまくって無理矢理ハッピーエンドにするゲームです。
絶望周回たのしい
でもそのくらいの絶望的状況を我が身で体感したからこそ、歴代キャラクターと一緒にケイブリスを倒せた時はまさにハッピーエンドに辿り着いた達成感がありました。
でも、じゃあ単にマゾいゲームバランスだったらいいのかというと、そうじゃなかったと思うんですよね。
変な表現なんですけど「プレイヤーが負けた」という事実に対する責任の取り方が誠実というか。
- もう明らかに詰みなんだけど、進めざるを得なかったり(そしてバッドエンドへ)
- プレイによっては生き残ったごく僅かな人類で島国に引きこもる展開になったり
- ケイブリスを倒したとしてもとある条件の見落とし(ちゃんと事前に提示されてる)によって結局主人公たちは死んでしまったり
あまり書くと憂鬱になるので書きませんが、非常に多種多様な「負け方」が用意されてるんですよね。あと敵含めいいキャラクターは多いんですが、そいつらを救って仲間にできるかどうかもすごい数の分岐が用意されてます。(そして敵を仲間にするのは大体かなり難易度が高い)
そして、その結果に対する「ペナルティ」が、思い入れのあるシリーズキャラクターの凌辱だとか、頼りがいのあった主人公の惨めな死に様だとか、プレイヤーへの嫌がらせでしかない形(褒美になる人もいるでしょうが)で与えられるので、惨殺された私は周回ボーナスを握って「新しく始める」ボタンにマウスを叩きつけるわけだよ。
まあ私は上で書いてるほど全分岐をやり込んだプレイヤーではないのですが(むしろ面倒で飛ばせるところは飛ばしてる)、細やかな作り込みは常に新しい発見につながり、先への期待を与えてくれます。
歴代キャラを集めよう
ちなみに今更ですがこのゲーム、戦闘のリザルトでキャラクターがカードとして出てきます。
出てきたキャラはパーティーに入れて使ってもいいし、前線に出さなくても「その陣営の総戦力」という基礎パラメータが勝手に加算されるので腐りません。
この仕組みが最善だとは思いませんが、このおかげでキャラを集める理由を最後まで失わないというのはすごくよい点だったと思います。キャラ集めは本当に楽しくて、しかもキャラ総数が膨大なもんだから、ゲームの最後半まで「新しいキャラ出た! ああこいつか、懐かしいなあ!」とほくほくしてました。
設定上強いキャラは実際ゲームでも強いという点もキャラゲーとして大正解と言えましょう。弱い設定のキャラは本当にカスみたいな性能ですが。(何かしら使い道はあるとはいえ)
不満もあるよ
ゲーム自体はとても楽しんだんですが、インターフェースのあまりの説明不足と使いづらさは何とかならんもんかと思います。いやもう、いつものことなんですけど。
あと実は詰んだ状況であることに気づかぬまま進めて、だいぶ経った後にそれに気づく(分かる人に書くとシャリエラ or 猫とか)という非人道的な罠が割といくつか潜んでるんですが、これもバッドエンドの苛烈さとかと同じく「自分の行動にちゃんと責任を取らせる」ものだと思えばまあいいかも。多分。
最後に、これは工数のトレードオフとして考えればいいのかもしれないですが、戦闘の演出はしょっぱめです。テンポはいい。
おわりに
いろいろ書きましたが、総じて言えば「シリーズの総決算を、余すことなく、恐ろしい物量でもって楽しませてくれて、俺たちの思い出にケリを付けてくれた」ゲームでした。あのエンドロールからは「もうマジで最後だからな」というメッセージを感じた。
結論としてランスシリーズをどれか遊んだことある人はさっさと買ってしまえばいいと思います。
遊んだことない人は……1作目はリメイク出てるものの色々古すぎるのでやめた方がいいというか、私も初めて触ったのは戦国ランス(7作目)でしたし、途中からでも全然楽しめたので、wikiでも見つついきなり10から触ってもいいと思います。女の子がひどい目に合う話と、主人公の好物が「へんでろぱ」とか「ピンクウニューン」だという独特な世界観を許容できるなら。(※3)
※1 過去に死んだやつを除く。
※2 もう一振りは「聖刀日光」で、カオスもそうだがこの安直……シンプルなネーミングが時代を感じさせて好き
※3 結局どんなものか分からないままだった へんでろぱ - ひつじ小屋別館
また自転車で牧場を目指して90km走ったけど、着いたときには閉まってたお話
こんにちは、イトーです。
タイトルの時点ではバッドエンドのように見えるでしょう。その通りなんですけど。
私は以前も一度、同じ埼玉の牧場『榎本牧場』に走って行ったことがありまして、その結果は以下の記事に詳しいんですが、まあ、結果はタイトルから察してください。
それはとにかく、自転車で東京から埼玉の牧場に行ってきたんですよ。
ロードバイクを買ったときもそうだったんですが、私はふっと衝動が降りてくることがありまして。その日も部屋の片づけをしてたらいきなり外界へ飛び出したい気持ちがふりきれまして、
「漫画こっちにしまって、この本棚はいったんばらして、今日はいい天気だから牧場に行きたい」
その時点で14:00で、ちなみに40km先にある牧場が閉まるのは17:00です。
私はだいたい1時間で20km走るので、迷わず、信号につかまりすぎず、体調を崩さず走ればちょうど間に合わないので、少し限界を超える必要がありますね?
果たして私は間に合ったのか? 目指せ、リベンジ!
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