イトーのブログ

ここはゲーム、まんが、映画の備忘録帳でござい 自分用なので文章が自由

コミュニケーションゲーム「おいジャン」(?)が面白かった話です

 こんにちは、イトーです。


 最近、社の上司の東大出身の人(私はその人を紹介するときにそう呼びます)から教えてもらったコミュニケーションゲームがありまして、それを飲み会の場で遊んで実際面白かったので備忘録として書いておきます。

 名前は忘れました。「おいジャン」とかそんな感じだった気がする。

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異世界転生したお話です

 こんにちは、イトーです。

  

 風の噂では、異世界転生モノというジャンルが流行っているみたいですね。
 ご存じない方にわかりやすく説明いたしますと、いわゆる貴種流離譚みたいなものです。明快ですね?

 噂では異世界転生モノは、どんな作品も「トラックに轢かれて命を落とす」という枕から始まるとのこと。大喜利のようでステキです。妙を感じます。

 ちなみに私が最近見た異世界モノは、聖戦士ダンバインです。

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東京から岐阜をめざして自転車で走ったお話

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 こんにちは、イトーです。


 私は子供の頃からひそかに抱いている信念がありまして、

  • 男子たるもの、いつかは旅に出ねばならない
  • 身一つで
  • 無頼に

 というわけで、夏季休暇を使って岐阜へ行きました。
 自転車で。

 いや、出発前にネットで「自転車旅行 準備」とかで検索したんですが「日本一周にはテントが役立つよ!」みたいな情報しかなくて困ったんですよね。なんで旅行=日本一周なんだよお前らは。(世の自転車乗りへの偏見)

「右も左も分からないニューピーが自転車旅行するにはどうすればいいの?」という情報が案外見つからなかったので、本稿ではそういった情報を自分向けの備忘録も兼ねて、書き残します。

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牧場めざして自転車で92km走ってきたけど、着いたときには閉まってた話

 こんにちは、イトーです。


 なんだこの空しいタイトルは。すでにバッドエンドしか見えない。
 まあそれはとにかく、巣鴨あたりから埼玉の牧場に自転車で行ってきたんですよ。

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ルームシェア体験記です

 こんにちは、イトーです。


 何を隠そうこのイトー、ルームシェアをしています。 

 だいたいもう2年以上は同じ奴とルームシェアをしてるでしょうか。正直自分としては人生の汚点というか、あんまり公言したくないことなのですが、まあこれはこれで貴重な経験であろうし、一旦ログを残そうと思い筆を執りました。

 もし事情があってルームシェアを検討してる人がいたら、読んでみてください。参考になるとうれしいです。

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Surface Pro 4 を買いました

 こんにちは、イトーです。
 原稿執筆前の手慣らしです。

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Surface Pro 4 を買いました

 なぜか?

 以前まで使っていたSurface Pro 3 が壊れたからです。
 突然の死でした。いつものようにブラウジングしていたら、急に暗転する画面。静まるファン。冷える臓腑。
 その瞬間の、私の内心を想像していただきたい。
「おーい、どうした……?」と様子を伺った直後に事態の深刻さを察して、電源ボタンを乱打する私。

「逝くなー! 帰ってこーーーーい!!!!」

 Surface。私のSurface Pro 3。ウソだ、どうしてこんなことに。
 今までともに過ごしてきた2年間の思い出が嵐のように脳裏を過ぎ去っていきます。
 初回起動時の「こんにちは」の画面。初めて買ったときはまだWindows 8.1だったね。
 Microsoft Wordが処理落ちしないことに驚いたっけ。
 嵐の中、君を運んで落としてしまったときに画面を割ったことは今でも夢に見る。君が新品同様で返ってきたとき誓ったんだ。今度こそ大事にするって。

 ああ、それなのに! どうして!

 

 畳にSurfaceを敷いて電源ボタンを何度も押す私は、さながら砂浜に倒れる恋人を心臓マッサージするかのようでした。(傍で見ていた同居人談)

 その後のことはあまり覚えてないんですが、同居人(男です)が語るにはしきりに「何もしてないのに! 何もしてないのに!!」と叫びながらジタバタしていたそうです。あとなぜか冷蔵庫からSurface Pro 3 が出てきました。よく冷えてました。熱暴走へのカウンター的な……?

 そんなこんなでSurface Pro 4、占めて13万円也。

 

 全く予想だにしなかった出費にもうほんとグンニャリです。スペックも大して差がないし、変わったところといえば排熱効率くらいじゃないでしょうか。
 しかしこのままだと、私はただ不注意から新たに10万円をドブに捨てた悲しい道化みたいなので、後付けでもどうにかSurface Pro 4 を買ってよかった!!!!」と思えるような理由を挙げていきたいと思います。

 私はまだ負けていない。

 

Surface Pro 4 のここがいい!

初めに断っておくと、Pro 4 ならではの良いところはあんまり思いつきませんでした。そもそも発売してからもう1年経つし、今更差分点の記事を挙げても需要がない。

 ただWindows Hello」と名の付いた顔認証ログインシステムには非常に感動しました。
 何といっても、電源を点けた後はフリーハンドでデスクトップまで行けるのが気持ちいい。顔認証自体もすごくスムーズで、顔位置の調整も必要なくログインしてくれる精度です。『ラブプラス+』を数年ぶりに立ち上げたら顔認証の際に『あっ、イトー!……のお父さんですか?とのたまった凛子とは比較になりません。顔が似ている人間を近親者として判別するそうです。私は傷ついたよね。

 あとは先述した通り、排熱効率が段違いによくなりました。

 Surface Pro 3 はとにかくCPU付近に熱が集まりやすくて、うっかり動画エンコードでもすれば目玉焼きが焼けそうな温度になりました。しかもファンがうるさい。

 それに比べるとSurface Pro 4 は今のところ熱はほとんど溜まらず、ファンもそよ風程度です。店員さん曰く「ファンのパイプは縦横無尽に内部を走っているおかげで、効率よく冷ませるようになったんです!」とのこと。つまりサメにおける奇網みたいなものですね。

 これは本当にありがたいことで、映画に例えるならSurface Pro 3 のファンは『マッドマックス 怒りのデスロード』なんですけど、Surface Pro 4 は『いつかティファニーで朝食をくらいの優雅さ。

 Surface Pro 3 はよく熱暴走で落ちてましたけど、Pro 4 はこのことで結果的にPro 3 より長い寿命を獲得したんじゃないでしょうか。つまりPro 4 に買い替えて正解。大勝利。

▼おわりに

 Surface には購入してから45日までしか入れない保険(1万円)があるんですが、忘れないうちに入っておこうと思います。

 Pro 3 の時は1万円を惜しんで5万円の修理費を払うことになったので、今度こそ。まあ結局そのあとまた壊れたんですけど。

流しソーメンBARのお話です

 こんにちは、イトーです。

 

 先日、池袋の「流しソーメンBAR」に行ってきました。

 読んで字のごとく流しソーメンが食べられるバーです。涼しげ。
 店内には竹製のレールが縦横無尽に引かれていまして、その中を水流とソーメンが流れるという作りです。

 お値段は1時間で1500円制。
 めんつゆの入ったお椀片手に店内をうろつきながら、好きな時に好きなところからソーメンをつまんで食するというシステムが楽しげです。ところどころにある小椀にある薬味も自由に使っていいそうです。

 店内を見渡すと、茶屋のような長椅子がいくつか置かれているのに気づきました。ここで脚を休ませていってほしいという店主の気遣いでしょう。
 椅子や、点々と配置された小卓は木製で、裸木ながらしっかりした造りだと思ったら、同行した友人(ルームシェア中の男です。元陸上自衛隊員)いわく、ヒノキ製とのことでした。……この男はときどき妙な造詣を発揮します。

 和風で統一された域な店内を見渡しながらソーメンをすすっていたら、友人がぼそりとこんなことを呟きました。

 

「この流しソーメンの水は、店内を循環してるってことなのかね」
「……まあ、そうなんじゃない。常に新しい水を出し続けてたら水道代すごそうだし」


 ちなみに水とソーメンのスタート地点は複数設置されていて、もし誰かが排出されるソーメンを上流で全て独占したとしても、別の源流から本流へと適宜ソーメンが合流し、分け隔てなく行き渡る仕組みになっています。

 友人は流れゆくソーメンを眠そうな目で眺めながら、

 

「店内には俺たちを含めて8人の客がいるじゃん。で、みんなそれぞれ同じ箸をずっと使い続けているわけだけど」


 やめなよ。
 ちょうど箸で掴んだソーメンを戻すわけにもいかず、私は複雑な胸中でお椀に麺を入れました。
 すこし薄くなっためんつゆに浸ったソーメンを眺めながら、それを口に運ぶべきか迷っていると、不意にスピーカーからししおどしの音が響きました。次いで若い男のアナウンス。

『ご来店中のお客様にお知らせします。水の定期入れ換えを行ないます。作業は10分ほどで終了いたしますので、ご迷惑をおかけしますがしばしお待ちください。ご協力のほどよろしくお願いいたします。繰り返します……』

「ありゃー」

 

 唸る友人。この男の感情の機微は昔からいまいち掴みづらいのですが、おそらくは感嘆のため息でしょう。

 そのまま竹製のレーンを眺めていると、次第に上流からの水(とソーメン)が減っていき、やがて完全に途絶えました。それから更に五分も待つと再び透明な水が流れ始め、元の水量へと戻った後、遅れて充分にほぐれたソーメンが流れてきました。

 おあずけを喰らっていた客の面々が箸を掲げ、沸き立ちます。

「水だ! 新鮮な水だ!」
「ソーメンもあるぞ!」
「茗荷! 葱!! 山葵!!!」

 あくまで紳士的に竹のレーンへ群がると、皆が皆つるつるとソーメンを食し始めます。濃いめんつゆに浸し、首を持ち上げながら生き生きとソーメンを啜る様はさながら鵜のようです。

 私たちもこうしてはいられません。私は友人と目で示し合わせると、穏やかな足取りで流しソーメンへと向かいました。

 蛍光灯の明かりを受けてきらきらと輝く清流を、白磁のように艶やかなソーメンが滑らかに流れていきます。
 その一筋一筋を掴もうと、漆塗りの箸が次々と伸ばされます。
 目の前の涼やかな光景はまるで、真夏の冷たい石清水を泳ぐ岩魚を追うかのようでした。

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というBARをルームシェアの友人に提案したところ、「冬も営業してんのそれ」と訊かれました。
 ……しゃぶしゃぶとかすりゃいいじゃん。流ししゃぶしゃぶ。